NFTのガス代って、たまに聞くけど何のことですか?
ITの世界に馴染まないような言葉ですが、一言で言えば「変更手数料」です。
NFTのガス代とは、NFTの取引や作成に必要な手数料のことを指し、このコストがNFTの取引に大きな影響を与えています。本記事では、NFTのガス代について詳しく解説し、その計算方法やコストを抑えるためのヒントを説明します。
ガス代の基本
ガス代は、イーサリアムのようなブロックチェーンネットワーク上で取引を行うために支払う手数料です。この手数料は、トランザクションを処理するために必要な計算リソースの量によって決まります。NFTを作成する際や、マーケットプレイスでNFTを購入、販売する際にも、このガス代が必要になります。
手数料っていうのは分かりましたが、誰に払う手数料なのでしょうか?
ブロックチェーンって、沢山の人が支えている仕組みです。そのチェーンが変更になったタイミングで、また沢山の人が変更のための仕事をするので、その報酬として皆に分配します。チェーンが巨大であるほど、変更に手間がかかるのでガス代も高くなります。
ガス代の計算方法
ガス代は、ガスの単価(ガスプライス)とトランザクションに必要なガスの量(ガスリミット)によって計算されます。ガスの単価は、ネットワークの混雑状況によって変動し、混雑している時ほど高くなります。したがって、ネットワークが比較的空いている時間帯に取引を行うことで、ガス代を節約することが可能です。
空いている時間って具体的にいつでしょうか?
日によって傾向も違うみたいで、一律には言えないようです。下の図は、アメリカの会社が分析している表で、濃い色の時間帯がガス代が高いです。土曜日は比較的すいているように見えるますね。
Ethereum Gas Fees Today ⛽ ETH Gas Chart & Heatmap (milkroad.com)
過去7日間の価格はこんな感じですよ。
https://milkroad.com/ethereum/gas/
ガス代を抑える方法
- 時間帯を選ぶ: ネットワークの混雑が少ない時にトランザクションを行う。
- ガスプライスの調整: 多くのウォレットでは、ガスの単価を手動で調整できます。緊急でない取引の場合、低めに設定することでコストを抑えられます。
- ガス代キャッシュバックサービスの利用: 一部のNFTマーケットプレイスでは、ガス代の一部をキャッシュバックするサービスを提供しています。
え、単価が調整できるんですか?時間で決まっているんじゃないんですか?
取引の際に、希望する単価を出すことはできます。ただ、その単価がブロックチェーンの中の人にOKをもらえるかは分かりません。安いとOKがでるのに時間がかかったり、最悪OKが出ないかったりするので、駆け引きになりますね。
ちなみに安いガス代でOKが出なかったとき、取引は成立しないけどガス代はかかります!なので、例えばメタマスクなどでの購入の際であれば、推奨ガス代が表示されますので、最初のうちはこれでOKしましょう。
あと、ガス代は十数秒ごとに変化するので、提示されたガス代が不満の場合は、時間をおいて再度取引、というのは皆やっているみたいです。早い者勝ちの限定品とかは、そうはいかないかもしれないでしょうけどね。
まとめ
NFTのガス代は、ブロックチェーン上での取引に伴う重要なコスト要素です。このガス代を理解し、賢く管理することで、NFTの取引や作成のプロセスをより効率的に行うことができます。NFT市場で活動する際には、ガス代を含めた全体的なコストを考慮に入れ、戦略的な取引を心がけましょう。